みなさん、あけましておめでとうございます。
実は私、今年本厄だったようで…今年の初めは地元・群馬県で「日本一ブチ上がる」と噂の厄除祈祷を受けてまいりました。
今年の厄除けは「常楽寺」さんに決めた
正月、友人の厄除について初詣へ行き、悠長に厄除大根などを食していた管理人だが…境内にある厄年一覧表を見ていて気付いたわけ。
「自分、今年 厄年やん(しかも本厄)!」って。
よし、大手の厄除大師とかもいいけど、ここは菩提寺と同じ宗派のお寺でキメるぞ!ということで見つけたのが群馬県館林市の常楽寺さんだった。
で、こちらが常楽寺さんのWebサイト。

みてください。これを…。
日 本 一 ブ チ 上 が る
気になりすぎる。でも、調べたら詳細が出てきちゃいそう…とムズムズしながら祈祷までの数日間を過ごしたのであった。(体験するまで何が起こるか知らずに行きたい派です)
館林市の常楽寺さんへ
光明山 常楽寺は弘安3年(1280年)に創建されたという真言宗豊山派の寺院だ。
同じ群馬県内とは言っても、館林市は栃木県との県境。管理人の住む前橋市から常楽寺さんは電車で1時間半+徒歩25分ほどかかる。
あとで常楽寺さんのWebサイトを見てみたら、館林市木戸町はもともと「足利荘木戸郷」であり、常楽寺はかつて足利にある鶏足寺さんの末寺だったそうだ。
常楽寺さんの御本尊は不動明王で、ほかに三如来・十二神将・十一面観音・愛染明王・毘沙門天・弁財天、宝珠大黒天などたくさんの仏様や護法神を祀っている。

ちなみに、今回受ける「護摩(ごま)祈祷」とは、上の写真のように神仏の前に壇を設けて炉を置き、そこで護摩木を焚くスタイルの祈祷のこと。
密教系のお寺さんで行われる修法なので、日本では天台宗や真言宗のお寺で目にすることが多いと思う。
いざ、護摩祈祷
前置きが長くなってしまったが、ほどよい時間に到着したのでまずは申込。
本厄なので1万円くらいは惜しまず出すぞ!と思って申し込んだが「では、1万円の方はこちらの祈祷札になります」と受付の人が見せてくれた祈祷札がデカい。
なんか…これ部屋に置いたら存在感ありすぎないか?とビビった結果、5,000円にランクダウンした。祈祷札のほかに、火伏とトイレ用のお札↓がいただけます。

ゆっくりと、祈祷の始まり
時間になったので堂内に入ると、薄暗くて良い感じ。本堂の間口は12間あるそうだが、そこに暗幕が張られているので境内のにぎやかさを背中に感じつつも視覚的にはご本尊や護摩壇があるほうに集中できそうな雰囲気だった。
時間になると、画面左端で修祓(しゅばつ)が始まった。
祭りなどで修祓といえば“神様を招く前に身を清めるお祓い”みたいな意味だが、お寺さんでもそうなのだろうか(そもそも聞き取りが下手な人間なので、本当に「しゅばつ」と言っていたかも怪しい)
そして、それに続いて法螺貝の音とともにお坊さんたちが入場。
御祈祷が終わった後のお話によると、山伏装束のお坊さんたちは常楽寺の方でなく別の天台宗のお寺さんから来てくれていたようだ。
「ん?このお寺は真言宗なのに天台宗のお坊さんも来るの?」
と思った方もいるかもしれないが、常楽寺の本寺(本山というのだろうか)にあたる鶏足寺は1269年ごろまでは天台・真言兼帯の寺院だったそうだ。
そのため、その教えや修法には天台宗の要素もある…という感じの話を住職さんがしていた。
転読&経本で肩ポンポン!
一般的には護摩壇は1つのことも多いが、常楽寺さんの護摩は毘沙門天様と不動明王様それぞれの壇を設けているようだ。左右二壇で同時に護摩の炎が上がるので、見ごたえがある。
声明?梵唄?に癒されていると、お坊さんが回ってきて経本をアコーディオンのようにバサバサ。そして、一人ひとりの肩を経本でポンポン。このバサバサの風にあたると身が清められるといわれたりする。
優しく置いている程度に見えたポンポンだが、自分の番になりいざポンポンされてみると意外とゴスッ!ゴスッ!という衝撃があり、なんか身体の芯のほうにいる厄とか欲とかも叩き出されそうな質量を感じた。経本、厚いもんね…。
そして、一通り終わると壇の前では転読が始まる。転読というのは、すごく長い経典をバラバラッと広げながら主な題目などだけ読み上げることですべてを読んだことに代えるというもの。
動画のちょうど1分くらいのところを聞くと大声で読み上げている題目は「だーいはn◎△$は¥&%£%#&‼」という感じに聞こえるので(←管理人の耳が悪いだけで、ちゃんと読み上げてくださってると思います)大般若経だと思われる。
ついに来た!日本一ブチ上がる護摩祈祷!
個人的に護摩祈祷が好きなので既に気分は上がってきているが、どうなんだ?一般的にはいつブチ上がるんだ?と思っていると…。
こちらです。ブチ上がってました。
正面で護摩祈祷、左からドラムやベース、ディジュリドゥの生音圧。楽器のリズムと合いすぎていて、元からこういう伴奏だったんじゃないかとすら思ってしまう光明真言や毘沙門天・不動明王の真言!
…という贅沢な体験にゥオオオオオ!となりつつ「修祓と肩ポンポンで清めたはずがさっそく(仏教的な)贅沢に溺れてしまった!」という謎な気持ちになりつつ、音を浴びてきたのだった。
音楽が付いた祈祷めちゃくちゃカッコいい。グレードアップしたカッコよさ。でも個人的意見としては、護摩祈祷は、音楽ついてなくてもかっこいいんです。心が盛り上がります。ただバンドが付くと「元がカッコいいから、違う雰囲気の服着ても魅力が爆発する」みたいな感じがしますね(何言ってんの?密教強火勢か?)
余談:イヤーワームが止まらない
みなさん、イヤーワームをご存知だろうか。「耳ミミズ?なにそれこわい」と一瞬思ってしまうが寄生虫とかではない。印象深いフレーズやリズムの音楽が、頭の中で繰り返し流れる“あの現象”の名称をイヤーワームという。
管理人はすでに正月らしいアレコレも終えておとなしく仕事はじめを迎えたが、止まらないのだ。書類を処理していても!記録を入力していても!頭の中で真言が!
おん・あぼきゃ・べいろしゃのう・まかぼだらー・まに・はんどま!じんばら!はらばりたや・うん!
ってかんじでコレはあれだ。数日間やっていれば、かなり何度も唱えたことになって厄がだいぶ追い出されたり、心身に良いことがあるかもしれないぞ…!
と…まぁ今年は、そんな正月でしたとさ。では、今回はこの辺で。